第2章 通学ー強すぎる愛情ー

「槁本先生！！！」
「まいさん！大丈夫ですか！？」
「あっ大丈夫です」
槁本先生が駆け付けてくれた。
「貴様、誰なのだよ！？まいのことを馴れ馴れしく名前で呼びやがってッ！」
「あぁ、俺はこの学校の教師の槁本直人ですが？（ﾆﾔｯ）さぁ、まいさん戻りましょう。」
「宣戦布告とは、いい度胸なのだよ。ほら、まい、行くぞ」
センパイが私の腕を掴む力を強くした。
「おい待てよ、貴様こそ、誰だ？」
「俺は秀徳高校一年の緑間真太郎だが？」
「あぁお前知ってるわ、秀徳で調子乗ってる奴なw」
「なっ・・・！適当な事を言うなぁ！！！」

ヤバイな。ムードが険悪すぎるよぉ。
ここは私が何とかしなきゃ。

「まい？こいつは誰なのだよ？」
「まいさん、一回学校戻りましょう！ 」

「せっセンパイ、この人はただの先生です！」
「せっ先生もっ、この人はただのセンパイですよぉ！」

「本当か？まい」
「まいさんの言う事なら信じますけど・・・」

良かった、何とか収まったみたい・・