第2章 ー出会いー
先生に言われ、教室の前で心の準備をする。先生と2年D組は、朝のホームルームを始めている。
「----それでは、転校生を紹介します。」
私は深く深呼吸をし、ドアを開けた。
――― ガラガラ ―――
みんなの視線が綿真意集まっていることくらい、雰囲気でわかるくらい伝わってくる。教壇の前までまっすぐ前を見て、しっかりとした足通りで進む。そして、前を向いた。
(なにこれ…!?)
愛那は呆然とした。
男子のほうが多いとは聞いていたから知ってはいたが、クラスは大体40人くらい、そのなかに7,8人ぱらぱらと女子がいて後は全部男子だった。
(なんでこうなるの!?!?!?)
愛那は、逃げ出したい衝動にかけられた。
クラスでは、
「わあ、美人~。」
「俺一目ぼれしたわ。」
などなど、様々な声が挙げられているが、そんな声は愛那には届いていない。
「見町さん?」
先生の声で我に返り、
「自己紹介お願いします。」
と、先生に言われ、
「見町愛那です。よろしくお願いします。」
と、簡単に自己紹介を済ませ、空いている席に急いで行き、すとんと腰を下ろした。
(これからどうしよう…)
そんなこんなで、愛那が転校してきて、愛那にとってのハプニングが起こることになる。