第1章 好き
「愛梨。僕のこと嫌いになった?」
先に話し出したのは功。
『、、嫌い、、、じゃ、ないよ、』
「じゃあ、僕のこと好き?」
『…………』
好き?
浮気してたのに?
嘘ついてるのに?
それなのに功が好き?
好き………?
『………好き……だよ』
「はぁ、良かった。愛梨に嫌われたら嫌だから」
真面目な顔からニコッと微笑み一瞬で嬉しそうな顔になる
そんな顔しないでよ
そんな嬉しそうな顔されたら
功が私以外の人を好きだなんて思えなくなっちゃう………
「今は何か事情があるんだよね?僕は愛梨がいつも通りになるまで待ってるよ」
『………あり、、がと』
「あ!でも、一緒には居させてよ!愛梨と離れるのは嫌だから」
”さっ、学校行こっか”
前後にわかれ私達は学校に向かって歩く