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diary,returns

第12章 最終話 終わりの世界


『はは大丈夫…これで里李ちゃんの願いは叶えられた…これで世界が救われる…』

『アリガトウ…』

里李ちゃんは答えた

『何か、私も死が近いようだな…』

『そんな事言わないで下さいよ!』
 
南さんも言った

『そうだよ…』
 
 梨子も言った
 
『この、日記はあってはいけない
だから、今後このような事が無いように
私は、この日記と共に死ぬ』

『そんな!裕さんは悪くないよ!』

南さんは言った  

『でも、これは私の責任でもあるんだ
だから、責任を持って償わせてもらう』

『それなら、自分も!姉が関わっていたし
だから』

『星夜、君はダメだ』    

『何でですか?』

『君はまだ、若いだから 
未来があるだからダメだ、お願いだから言うことを聞いてくれ』

『分かりました…』

『南、ライターあったよね?』

『え?あ、ありますよ?』

『その、ライターくれないか?』
 

『え…分かりました…』

南さんも辛かったはずだよね…

だってこれを渡せば

死ぬものを用意したも同然だから

渡したあと、南さんは泣いていた 

『もう、人が死ぬのは見たくないよ』

『大丈夫だよ…南、ありがとう』 

『うん…』

『さて皆、聞いてくれ…私が放火したら
すぐ、あのドアに逃げるんだ
良いね?』

皆頷いた

『さあ…始めるか、皆今まで本当にありがとう…お陰で楽しい時間が出来たよ』


その言葉で皆大泣きだった

『さようなら…』

(ブワァー

そう言った瞬間

裕さんが炎に包まれた

『裕さぁぁぁん』

南さんと梨子は泣き叫けんでた

僕は、泣くのをこらえて

皆に言った

『早くここから逃げよう』

皆頷き外に出た

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