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diary,returns

第3章 三話 音の無い世界


(9月15日((土))
俺は、入院中も 

余り話しかけるとかそそんな事はしないタイプだった、

第一病院だし
キャキャ走ってる奴を見るとイライラする

そんな俺に話しかけて来たのが

同室の涼介さんだった


『ねえねえ!君、名前何て言うの?』

『え…坂之上 結布です』

『へー結布君って言うんだー!僕、新沼涼介宜しくね!』

『よ、宜しくお願いします…』

『タメ言で良いよ!そうだ、結布君
音楽広場行かない?』

『音楽広場?何でそんな所に…』

『まあ、行こう行こう!』

そうして、俺は音楽広場に連れていかれた 

見た感じ、楽器などが色々並んで居た

『へーこんな所あったんだ…』

『結布君!此処に座って!今からピアノ弾くからさ!』

俺は最初、こんな奴が弾けるのかと思った 

でも、弾き始めた途端真剣な表情になり
綺麗な音色を奏でた

こんな綺麗な音色聞いたの生まれて始めてだな…

しばらくして、演奏が終わり涼介さんは

『どうだった?』って聞いてきた

俺は、ひたすら感動でいっぱいだったから

『凄いよ、感動した』と言ってあげた 

すると涼介さんは

『えへへ、僕ね音楽関係の仕事に就きたいんだー』と嬉しそうに言っていた

『へー夢があるって良いことじゃん』

俺は、羨ましそうに言った

『結布君は無いの?』

『うん…俺見つからないんだ…夢が、さ』

『そーなんだ…』

『うん』

『で、でも結布君も絶対見つかるよ!』

『ありがとうな((笑))』 




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