第4章 相葉雅紀 × 元カレ
「これが、私の彼氏♡ そして、こちらは岸岡くん、上治くん、そして、相葉くん!」
紹介が終わると、みんな席について男子と話はじめる。
私は・・隅っこで静かに食べる。
でも。
「おれ、相葉雅紀!よろしく!」
細いな。
笑顔が素敵だな。
そう思った。
「よ、よろしくお願いします・・・」
「なに学部?」
「文学部日本文学科です。」
「え!おれも文学部だよ!」
「そ、そうですか・・」
それからというもの相葉くんは私にひっついて来た。
「一緒にご飯食べない?」
「連絡先交換しよー♪」
「次どこ?お!近くじゃん!一緒に行こう♡」
「この講義とってる?」
友達には「絶対気あるって!いいじゃん!付き合っちゃいなよ!」
って言われたけど。どうしても付き合うとかそういう気持ちになれない。