第4章 相葉雅紀 × 元カレ
『彼』と出会ったのは、大学に入学した頃。
出会ったのは食堂。
友達からの誘いだった。
「私、彼氏できたのー☆みんなさ、彼の友達と一緒に食べな
い?案外運命の出会いかもよ・・?」
私は乗り気じゃなかった。
女子校出身のあたしは、男子と話したことがなくて家族からは「男子恐怖症」って言われてたくらい。
女子大に入らなかったのは親に
「このままずーっと女子校だと、将来困るよ?共学行って男子恐怖症克服してきなさい!」
って言われたから。
でも、初日から近づくだけでガクガク震えたりして散々だった。
一か月くらいして、症状はマシになったけどまだ、苦手。
そんな私が男子と一緒にご飯なんて・・・
「私・・」
言いかけたけど、遅かった。
みんなはもう食堂に向かって歩いていってた。
仕方なく、ついていくことにした。