第32章 櫻井翔 × 夏祭り
2人の間に微妙な距離。
こんなに静かなの久しぶりだ。
翔と話していると話が尽きないから。
「ねぇ」
「ん?」
「花火」
そう翔が言うと
ヒュー
ドン
と音を立てて花火が上がる。
「わぁ…」
毎年見てるけど、
やっぱりキレイ。
「ねぇ」
「うん?」
「好きです。来年からは…恋人として一緒に行こう?」
「翔…」
この夏祭りにはジンクスがある。
花火が上がった時に告白して
告白された人は最後の花火が終わるまでにはいの返事としてキスをすると
2人は永遠に結ばれる。
私は翔に口づけた。