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嵐 × 短編集
第32章 櫻井翔 × 夏祭り
帰りの道。
小さいころ、翔と手をつないだことがある。
でも、あの時とは違う感覚。
「覚えてる?昔手をつないでるとき2人で『大きくなったら結婚しようね』って約束したの」
「えー『恋人になろうね』じゃない?結婚って飛躍しすぎ」
「小さいころの美しい約束を壊さないで!」
「ははは、じゃあ今約束する?」
「え?」
「大きくなったら結婚しよう」
「翔…」
翔の手が私の手を強く握る。
彼のぬくもりが私を安心させる。
「約束、する?」
「もちろん」
2人はまた口づけた。
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