第31章 二宮和也　ｖｓ　櫻井翔

無事、時間通りに仕事を終え、近所の居酒屋へ。



「わ～い！大好きなタコわさびがある～！」

「ずいぶん渋いの好きですね」

「渋くない！タコわさ渋くない！」

「いや、渋いっしょ～！」

「櫻井さん！！ひどい！！」



そうわいわいにぎやかにいつも3人でやっている。



こんな2人がいつもバリバリ仕事をこなしているなんてギャップがありすぎる。



しかも、2人ともなかなか整った顔をしているので、ほかの部の女子からは大人気。



そんなすごい人たちと仕事してるなんてな…と酔いが回った頭で考える。



「ちょっと、大丈夫？」

「んふふ～だいじょーぶでーす☆」

「いや、大丈夫じゃないでしょ…もう、酔いすぎ」

「あれれ～？二宮さんは～？」

「仕事の電話。」

「そっか～残念～ふふふ～」

「俺じゃダメ？」

「ん～？」


櫻井さんは自分のスーツの上着を私の肩にかける。


そして、私の肩を自分に抱き寄せる。


「寝るのはいいけど、風邪ひかないでね」

「…ありがとうございます」