第31章 二宮和也 vs 櫻井翔
帰り道
「ずいぶん酔いましたね」
「ノンアルコールだと思ったもん~!」
「ちゃんと見なさいよ」
「てかさ、二宮さんが家同じ方向だったなんてね~」
「いや、逆方向ですよ」
「え!?じゃあなんでこっち来てるの!」
「いや、デロデロに酔っぱらってるあなたを1人で帰すわけにはいかないでしょ」
「平気なのに~。私だって大人だよ!」
「自分が女だってこと、理解してくださいよ」
「え?」
「いや…心配ってことですよ」
「二宮さんに心配された~!レア~!」
「…あなただけですって」
「なんですか~?」
すると、二宮さんの手が私の頭を彼のもとに引き寄せる。
「二宮さん、歩きにくい」
「でも、安心するでしょ?」
「はい…」