第24章 相葉雅紀 × 病気
「俺は、子供ができるかできないかで女の人を判断しない。不良品?どこが?あなたはそのままで最高だよ。子供ができない体だからって離れるなんておかしいよ。離れられるわけないでしょ、大好きなんだよ。病気が治らなくたって、子供ができなかったからって、俺は離れる気はない。子供ができなかったら2人だけで生きてくっていう覚悟はできてる。むしろ、子供ができないほうがあなたを独り占めできるじゃん?(笑)」
さっきよりも、激しく泣く。
でも、今回は嬉し涙。
「雅紀…ありがとう、大好き」
彼はそう言う私を優しく抱きしめる。
私はこの時、この人と一生いると密かに誓った。