第24章 相葉雅紀 × 病気
「うぅ、ひっく」
「どうした?」
「入ってこないで!!」
私が叫ぶと彼は驚いて顔を強張らせる
「なんで私ばっかり、こんな思いしなきゃいけないの!?ただでさえ病気なのに、治らないかもしれないのに!!」
「大丈夫?」
「なにもわからないくせになんでズカズカ入りこむんだよ!出てけ!」
「…」
「お母さん返して!お父さん返して!!」
私がわあわあ泣く。
これは、いわゆる薬の副作用。すごく情緒不安定になる。
自分で自分がコントロールできなくなる。
お母さんは私がどんなに叫んでもわめいても落ち着かせてくれた。
お母さん…