第15章 大野智 × キケン
「おいしい!」
「でしょ!ずーっと行ってみたかったの!よかった~」
彼に連れてきてもらったレストランは和風だけど、すごい明るくてご飯がおいしかった
話が進むたびにお酒が進む
お酒が進むとさらにお酒の量が増える。
結果、お互い何杯飲んだかわからないくらい飲んでしまった。
「う~こんなベロンベロンじゃ家に帰れない~!」
「奥さんダメなんですか?」
「いや~こんなみっともない姿見せたら離婚されちゃう!」
「そおなんですかー?」
「そおだよーふへへへーん」
もうすでにこの時点でかなりやばい。
「家どこなんですかー?」
「ここからじゃ、乗り換え5回くらいかなー」
「そんなに遠いんですか!」
「うん~そっちは?」
「私は~す・ぐ・そ・こ」
「え~じゃ、泊めてよ~」
「あはは!いいですよ~でも、奥さん大丈夫ですか~?」
「大丈夫!女の子の部屋だとさえ言わなければ!」
「じゃ、りょーかいですっ」
この時点で気づけばよかったのに、酔ってた私にはこの後どんなことが起きるか予測していなかった。