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黒バス!~宮地先輩と秘密の恋を~2

第6章 5月の空。


「……全く、うるせえヤツだな」

優奈「え?」

明らかに男性の声。呆れたような言い方だ。昼寝でもしていて、

私達が邪魔になってしまっていたのだろうか。

でもあの声……どこかで聞いたような。

「俺だよ、俺」

目の前に、スタッと何かが落ちてきた。

優奈「みっ、宮地先輩!」

落ちてきた……いや、降りてきたのは、宮地先輩だった。

優奈「なんであんな所にいたんですか!?」

宮地「あ?昼寝だよ昼寝」

面倒くさそうに答えると、うーんと伸びをした。

宮地「それより、昼飯まだなんだろ?早くしねーと、昼休み終わるぞ」

チラリと時計に目をやると、宮地先輩は行ってしまった。

ガチャン、と扉の閉まる音が響き渡る。

頼子「……お弁当、食べようか」

優奈「そうだね」

私達は、さっき決めたベンチへ歩き出した。
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