第4章 青峰大輝編
私は桐皇学園バスケ部のマネジャー。
情報収集等をして、勝利に導くお手伝いをしているの。
だけど困った事があるの…
青峰くんはいつも練習サボってるんだよね…
私が注意しなきゃ。
もう!!
また青峰くんがサボってる!!
私は体育館の舞台に寝転がる、青峰くんに怒った。
「るせーな。
休憩だよ休憩。」
何よその言い方!?
皆、ちゃんと練習しているんだよ?
協調性っていうのが、青峰くんにはないの!?
「あ?
アリサの知った事かよ。」
もう…!
私は舞台の上に上がると、青峰くんの服を引っ張る。
早く降りてよっ!!
「ちょ、止めろアリサ!!
伸びちまうじゃねーか、離せよ!!」
いーやよー!!
……あっ…………
私は青峰くんの服を引っ張る事に必死で、舞台から足を踏み外し後ろ向きに落ちてしまう。
すると、青峰くんが私の腕を引っ張り、私を助けてくれた。
「ち、世話のやけるバカだな。」
バカって何よ!?
……けどありがとう…
「たく、危なっかしい奴だなオマエ。」
う、うるさいっ!!
それより青峰くん、少しは練習してよ。
「うるせぇ、俺に説教するなよ。
俺はしねぇよ。」
青峰くんは、くるりと背を向けるとどこかに行ってしまった。
私は青峰くんがほっとけないよ…