第17章 *事件解決*
- 赤司 side -
そう言って彼女は眠りについた
ここにいるべきではない…か
確かにその通りだ。
でも、彼女と過ごして分かったことがある
俺は彼女が好きだ。
最初は強気で俺達に興味がないと思っていた
けどそれは違う。彼女は自分よりも他人を
気にかけ、どこまでも優しい
そして、いつの間にか好きになっていた
彼女の優しさ、賢さ、どこか惹かれる魅力
彼女は俺達が過ごしやすいように
たくさん考えてくれている。
食事も、環境も何不自由な事はない
ルームメイトも黄瀬と緑間にしたのも
彼女の考えでだし、他のメンバーも彼女の
俺達に関する想いからだろう。
俺は彼女の髪を撫でる
" サラッ "
彼女の髪は柔らかい
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 香奈 side -
…ん、気配がする
ドアの向こうに 数人の気配
「…」
赤司君も気づいたのかドアの方を見ている
「黄瀬君、黒子君、高尾君 火神君…
何しているの?」
「あ、あれー? 香奈ちゃん…」
「君達は一体何度注意したらいいのかな?」
「…うっ…」
「まあいいや。お腹好いたでしょ?
お茶にしようか。 赤司君」
「そうだね」
私達はリビングへと向かった