第17章 *事件解決*
- 黒バスside -
(緑)「西野」
「?」
「なんで野塚は赤司にお願いしたんだ…?」
「たぶん、香奈は赤司君に
気を許してるからだと思う」
(高)「なんかずるくねー?」
「まあ…高尾君達に気を許してない
訳じゃないけど赤司君は特別なんだと思うよ」
(高)「それって…!」
「まだ分からないけど、たぶんお互いが
お互いを好きなんだと思う。まだ確証は
持てないけど…
香奈に幸せになってほしいからうちは
何も言わない。 赤司君なら安心出来るし」
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- 香奈 side -
「赤司君、ごめんね…」
「少し驚いたよ」
そりゃそうか… いきなり甘えてもいい?
とか聞かれてもビックリするだけだよね
「その…ありがとう」
「本当に嫌だったら部屋出ていくなり
突き飛ばすなりしていいから」
「…そこまで大袈裟な行動はしないよ」
「ありがとう」
…この空気好き
静かだけど、心地よい感じ
でも、1つだけ破っちゃいけない
自分で決めた掟がある
" 二次元の人物を好きにならないこと "
別に赤司君が好きと言うわけではない
けど、もしものために決めた。
「赤司君何か話そう?」
「ああ…」
「私赤司君のこと知りたい。もう2週間
以上一緒にいるのに何にも知らない」
「…?俺達のこと知っているんじゃ…」
「うん、知ってる。 けど、紙に書いてる
情報じゃなくて、赤司君自身が知りたい」
「…いいよ、俺も香奈の事知りたい」
「ん…何?」
「好物は?」
「…ん~和食が好き」
「…誕生日は?」
「2月5日の水瓶座」
「黒子と6日違いか」
「うん…ねえ、赤司君。
赤司君は今楽しい?」
「うん 楽しいよ」
「良かった。 …でもね、赤司君。
本当なら貴方達はここにいるべきでは
無いんだよ。皆それぞれ生活して
生きていく場所、仲間がいるんだから」
「…そうだね」
赤司君の声色はどこか寂しそうな
でも、穏やかな感じがした。