第16章 * 西野財閥 動き *
「香奈、いらっしゃい」
「お母さん、お父さんただいま」
「野塚さんこんにちは」
「ふふっ、理彩ちゃんこんにちは
皆もいらっしゃい」
(黒)「こんにちは」
一通り挨拶が終わったところで
早速本題に入る
「…お父さん早速なんだけど話聞かせて」
「ああ。 …その前に、理彩ちゃん
心の準備が出来ているかな?」
「え?うちですか…?」
「ああ」
「……。」
「もし話が聞くのが嫌なら別の部屋に
いてもらって構わない」
「…うちは…」
理彩は俯く
「理彩 私は誰にも傷ついてほしくない
もしかしたらこの件は、貴方に関わる
ことも含まれているかもしれないし
命の危険に及ぶかもしれない …
それでも話を聞く?」
「……うん だってこれは西野財閥に
関わることだから、私が聞かなきゃ…」
「そう、分かった お父さんお願い」
「…ああ」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「まず、西野財閥が裏で何かしている
ことは皆知っているね」
「はい」
「そして、行方不明の子供達
まず、特徴から見てもらおうか」
お父さんがモニターに特徴を写す
…これはっ!
「行方不明の子供達をまとめてみたら
とあることが分かった。行方不明の子供は
全員少女で年は10~15歳
そして彼女等に共通するものが2つある
"顔が整っている"こと、そして
とある事情で学校にいってない子達」
「っ! …お父さん、彼女達の写真と
体を分析したデータ見せて」
「?ああ…これがデータだよ」
…本当に綺麗な顔の少女達だ
ん…?
「お父さん、少し気になることが
あるんだけど…」
「なんだ?」
「彼女達の目、可笑しい
闇というか、洗脳されてるというか…」
「…本当ッス!」
「これいつとられた写真?」
「行方不明の2,3日前だな」
…2,3日となると… 事前に彼女達に
あっていたとなる… つまり…
その時に洗脳した…ってこと?
「そう…」