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集合【黒子のバスケ】

第15章 *お仕置き? いえ、頼みごとです*



「人参と大根切ってもらっていい?」

「はい。 …えっと…」


「大根から先に切ってもらっていい?
大根は、まず4,5cmの長さに切って… 」

"トン トン"

「で、桂剥きしてもらおうかな」

「桂剥き?」

「うん 材料の側面に包丁を当てて
左手で材料を回しながら、包丁で薄く
皮を剥いていく方法だよ
剥くとき親指を包丁に添えて剥いてね」


「そしたら、横にして幅1cmくらいに
板状に切って、横にして幅1cmに切ってね」

「はい」

"トン トン"

「そうそう、そんな感じ!
じゃあ繰り返しお願いします

人参切るとき教えて」

「はい」

私はその間に魚を焼く

…そういえば黒子君とあまり
話したことなかったな。
前まで、淡々としてるかと思ってたけど
実際会ってみるとそうでもなかった

「野塚さん終わりました」

「うん、…人参は半月切りかな
輪切りにして、その後半分に切ってね
暑さは2,3mmかな」

「はい、このくらいですか?」

「うん、そのくらい」

…よし、魚焼き終わった
黒子君の方はまだもう少しかかりそう

「黒子君、人参終わったら戻っていいよ」

「あ、はい わかりました」

さて、胡麻和え作りますか
ほうれん草の胡麻和えだけどね

沸騰した鍋にほうれん草を入れて
さっと茹でる。 茹でたら冷水にとり
適当に切る ほうれん草の水気をきったら
ゴマだれ?(醤油と砂糖とすりごまを
混ぜたもの)と和えて完成

あ、黒子君も丁度終わったみたいだ

「ありがとう黒子君」

「いえ」

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

私は皆と雑談している黒子君を見る

…皆いい子だよなあ…
黒子君はゆで卵なら自信あるって
言ってたから、不安だったけど良かった

「よしっ、出来た」

それぞれ皿に盛り付ける

(紫)「むっくん手伝ってくれる?」

「ん~…」

(緑)「今日は和食なんだな」

「うん」

「あ、うちの好きな魚だ!」

「最近出してなかったからね
それに"2人"にはやってもらうことが
あるからね…」

(紫)「2人?」

"ニコッ"
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