第14章 * パーティー *
「もう一度確認するよ? 中に入ったら
ギャーギャー騒がないこと
頭に血が上っても"絶対に"
騒ぎを起こしたり、大事にしないこと!
特にそこの3人」
「香奈ちん俺も~?」
「ええ… 」
「え~ 俺ちゃんとできるし
そこの2人と違うしー」
「んだと!?あ、まさか強がってんのか?」
「はあ?」
「…おいこるあ、すでに口論に
なってんじゃねえか…」
「まあまあ!香奈抑えて!
てか口調変わってる!」
「ああ、ごめん とにかく
軽い挑発受けてもすぐ乗らないこと
こんなの、自分が一番って思って
やって来る人や、自慢してくる人
いっぱいいるんだから軽く受け流しなさい」
「そして、細かいテーブルマナーとか
マナーとか色々分からなかったら
赤司君か、緑間君、私、理彩の
誰かに聞いて」
「わかりました」
「一番の問題が会話ね。もしどこの企業?
とか、財閥?って聞かれたら、野塚財閥
って答えておいて
私との関係を聞かれたら、親戚とか
そこら辺は適当に受け答えして」
「分かったのだよ」
(赤)「ああ」
「とにかくテンパったり、何していいか
わからなくなったら自分で対処しようと
しないで 」
「うん、分かった!」
「分かったッス!」
「香奈様 そろそろです
まだ始まるまで少し時間ありますが
どうなさいますか?」
「先に行くわ 主催者の方にも
挨拶しておきたいし」
「かしこまりました」