第12章 * 財閥どうし *
" ガチャ "
「あ、宮地さん」
「おう、俺で最後か」
「はい 皆今寛いでいます」
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- 黒バスside -
"-♪ --♪ "
「はい」
〈あ、香奈?〉
「お母さん! どうしたの?」
(宮)「お母さん…?」
「香奈ちゃんのお母さん?
…どんな人なんだろ?」
(火)「でも…財閥なんだろ?
ちょっと怖かったりして」
「それはないよ」
(火)「西野?」
「だって、めっちゃ優しいもん」
理彩はそう言って笑った
(紫)「…でも美人そうだよね~」
(赤)「それは俺も気になるな」
「…その話本当ですか?…なんで!?」
「…何かあったんですかね?」
「香奈っち?」
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「どうしたの?急に」
〈最近会ってないから元気かな~って
思って電話しちゃった〉
「元気だよ」
〈それなら良かった〉
「…でもそれだけのためにわざわざ
電話してきたんじゃないでしょ?」
〈…相変わらず鋭いわね
理彩ちゃんは元気?〉
…なんで今それを…?
「…元気だよ」
〈そう…。 あのね、最近
西野財閥が何やらこそこそと
動いてるのよ〉
「…動いてる?」
〈ええ、…何をやっているかは
分からない。けど、うちが取り扱っている
児童福祉の子供達が行方不明らしくてね〉
「…それと西野財閥に何の関係が?…」
〈…西野甚四郎 理彩のお父さんが
全国の児童福祉を訪れていてね
その2,3日後に子供達が行方不明に
なっているの〉
「その話本当ですか?…なんで!?」
〈それは分からない…〉
「…お母さん。 全国の200の児童福祉
の中でまだ西野財閥が訪れてない所は?」
私はすぐにメモを取る
「ごめん、お母さん教えて」
〈ええ、---…〉
「分かった…明日そっちへ向かっても?
色々と話が聞きたい その話も含め
私も話しておかなければ
いけないことがあるから」
〈分かった〉
「…リムジン用意してもらってもいい?
11人分乗りたいの」
〈……分かったわ じゃあ明日の
10時に迎えにいくわ〉