第12章 * 財閥どうし *
「ふう、間に合った」
あのあと楽しみすぎて荷物が届く
時間を忘れていた
もうすぐで荷物が届くはず
「いやー、久々に楽しんだッスね!」
「…ふん、楽しくなかったことも
ないのだよ…」
(高)「ぷw 素直になれよ」
ピンポーン
「はーい」
「荷物お届けに来ました」
「ありがとうございます」
(火)「おっ、これ運べばいいんだな!」
「うん」
おお、火神君力あるな~
皆が次々に荷物を運んでいく
「じゃ、失礼します」
「はい!ありがとうございました」
…さて、皆が荷物運んでるうちに
やることやりますかね
あ、そういえば近所の人から
頼まれてたことあったな…
あれを罰として黄瀬君と
火神君にやってもらうか
ふふっ、楽しみだね
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- 黄瀬side -
「ふう…やっと片付いたッスね」
(赤)「そうだね」
俺達はやっと家具を片付け終わり
部屋を見渡した
ベッド3人分、ソファーに
後はそれぞれ自由な物
あまり物は多くないため
ゆったりできるスペースもある
…香奈っち本当凄いッスわ
俺達が香奈っちと出会って2日しか
経ってないけど
俺達が過ごしやすいように考えてくれてる
そういうところ尊敬するッス!
(緑)「黄瀬、行くのだよ」
「あ、はいッス!」
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- 笠松 side -
俺達は片付けが終わって
部屋でゆっくりしていた
「笠松さん」
「なんだ?」
…そういえば、高尾と話すの
久しぶりな感じがするな
「いや、俺達ってなにも知らず
にここに来たじゃないすか?」
「そうだな」
「でも、香奈ちゃんは俺達が
過ごしやすいようによく
考えてくれてるって言うか…」
…言われてみれば…
最初は警戒していた奴等も
何もないって分かってあいつらを
信用している
「だから、俺達が出会ったのが
香奈ちゃんで良かったです」
そう言って高尾は笑った
「そうだな。……そろそろ行くか」
「はいっ!」