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集合【黒子のバスケ】

第11章 * イケメン? ワンコの間違いでしょ? *


ああ、もうなんでこうなるかな~…

まったく、黄瀬君と緑間君はなにしてるの?

支払い中に黄瀬君と緑間君が
何か言い合っているのを見つけた

…赤司君が側にいない分
余計にまとまらない

しかも、火神君まで入ってきて
余計に事が大きくなってるし…

むっくんは今カーペット見てるし
宮地さんはベッド
理彩は高尾君達と何か見てる

つまりは皆遠くにいる為
止められる人が私しかいない


…火神君達は余計に大声に
なってきてる事に気づいてるのか?
店員さんは止めようとしているけど
2人の剣幕に圧倒されてるし…

「いい、加減、に、しろ!!!!」

(黄)「痛っ!!」

(火)「っ! 痛えな!!なにすっ!」

私は2人に拳骨(げんこつ)を喰らわせた
本当は飛び蹴りしたかったけど
そんなことしたら商品がどうなるか
わからない

「すみません、店員さん。
何があったか教えてください」

「私が来たときには既に
口論になってて… すみません…」

「いえ、こちらこそ…
皆さんに迷惑お掛けして
すみませんでした」

私は頭を下げる

「後はこちらで注意しておきますので
業務の方にお戻りください」


「は、はい!」

…ふう、こうやって迷惑かけるの
やめてほしい 買い物客の迷惑になるから


……「うわあああああん!!
お兄ちゃん達怖いよおおおお!!」



いつの間にか近くにいた
子どもが泣き出していた


「うわあああん! うっ、うっ」

私は近くにあったベンチに座り
その子を膝にのせる

「初めまして」

「うっ、…ヒック ヒック」

ん?高尾君?

「初めまして …お兄ちゃん達
怖かったよな!ごめんな」

「…は、じめ、まして」


「もう大丈夫だぜ」

高尾君が女の子の頭を撫でる

「ほんとう…?」

「おう! あ、これやるよ」

「高尾君…」

高尾くんが取り出したのは飴。

「えっへへ!お兄ちゃんありがとう!」

「おう!」

「お姉ちゃんもありがと!」

「うん」


「心優!!」

「あっ!おかあさん!」

女の子はお母さんの所に駆け寄っていく


「お兄ちゃんお姉ちゃんありがとう!」

「おう!またな!」

「またね!」
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