第4章 動く
翔
『あや…部屋に入ってな??』
あや
『!!!っはい…ごめんなさい!!』
部屋に入るあや
キリ
『………ごめん!!俺あやちゃん好きみたいで……それで……今日転びそうになったあやちゃん抱きしめたらとまらなくなって……それで…』
翔
『…………もう帰って…』
キリ
『………マジでごめん』
翔
『……もう他人だから謝らなくていい……』
キリ
『!!!………友情より女か!!』翔の胸ぐらを掴む
翔
『それはお前だろ??何言ってんだよ!!ふざけんなよ??』
あやが部屋から出てくる
『ちょっと……せっかく仲良しなのに…あの…』
キリ
『確かに俺はお前を傷付けた!!一也は許せて何故俺は許せないんだよ!!』
あや
『ちょっとやめよ??…話し合おうよ……』
翔
『一也はあやにとって必要な人間だからだよ!!それに!!お前はあわよくば、俺らの関係を心配して言えないあやの気持ちまで利用しようとしただろ!!そんな奴友達で居れるか!!』
キリを殴る翔
あや
『あぁ〜もう!いいっ!!!っ』切れて怒鳴るあやがベランダの窓を開けベランダに乗る
翔
『あや??ちょっとドラマじゃないんだから……』
キリ
『あやちゃん!!何してんの落ちたら死ぬ』
あや
『私のせいで2人が仲悪くなるの嫌だ……ワガママかもしれないけど…嫌なの……翔くん黙っててごめんなさい!こうなって欲しくなくて言えなかった!!キリさんごめんなさい私翔くんしか好きになれない』
翔
『わかったから!!降りろ!!』本気で怒りあやに駆け寄る翔
あや
『……っ……』翔に抱きつく
翔
『あや!!』震える腕であやを抱き締める翔
あや
『…っごめんなさい!!怖かった…笑…』
翔の震える腕に気付く