第4章 動く
キリ
『えっ!?あの…だけど俺今日』
翔
『何??来れない理由でもあんの??』
キリ
『…っ行くけど…!!!』
あやには何も伝えずに帰宅する
ピンポーン
翔
『あっあや悪い出てくれる??』
あや
『うん!!はーい……!!!っ』明らかに動揺するあや
キリが自宅に入ってくる
お酒の支度を終えると
あや
『……っ…あの!!ごめんなさい私ちょっと明日の準備したいから』自分の部屋に入るあや
翔
『……お前彼女とどうなったの??』
キリ
『別れたよ!!』
翔
『他に好きな奴出来た??』
キリ
『……かもな』
しばらく飲むと寝たフリをする翔
キリ
『寝んのかよ!!おい翔!!……………』
キリがあやの部屋をノックする
あや
『……っはい……』部屋から出てくる
『!!!!!!っ』
翔が寝てるのを見て急いで部屋に戻ろうとするあや
キリがあやの腕を掴む
キリ
『待って!!翔に言わないで居てくれたんだ……』
あや
『……っ…翔君の気持ち考えたら言えなかっただけです!離して!!……大っ嫌い……触らないで!!』怒るあや
キリ
『!!!っ…いいの??そんな口きいて!!今となっちゃはじめに翔に嘘をついた時点で共犯だよ!!』
あや
『一緒にしないで下さい』
キリ
『…でも、翔を騙したんだよね??』
あや
『!!!っ………』
キリ
『……あやちゃんが嘘をついた事俺も言わないでおいてあげるよ!!』あやにキスしようとする
あや
『やめて……』
キリ
『…あやちゃんに嘘をつかれたって知ったら翔ショックだろーな!!』あやの腕を抑えあやを抱き締める
キリの腕の中で震える
翔
『それ以上何かしたら……お前殺すよ??』
キリ あや
『!!!!!!!!!』
キリ
『翔』
あや
『!!!っ』涙を流す