第16章 宴会
あやが抱き締めると
翔
『ごめん……っ…ちょっと離れて…風呂入ってくる』あやを離させお風呂に向かう
旅館の部屋の露天風呂で身体を静かに涙を流しながら洗う翔の元へ
あや
『っ…翔くん』そっと背中を洗うあや
翔
『あや…』あやから一緒にお風呂に入る事は今まで無かったので驚く
あや
『……好きでも無い人にされるって辛いよね……っ…私わかるよ??……』
翔
『……っ…』
あや
『…翔くんがいつも助けてくれて本当に嬉しかったんだよ!?』
翔
『男のくせに情けねぇ〜…笑』
あや
『…普通の男じゃないからこんなに抵抗してくれたんでしょ??何が情けないの??私はそんな風に思わないよ!!流されないで最後まで抵抗するなんて出来ないよ普通!笑』
翔
『…あや…っ…』罪悪感であやを抱き締める事を迷う
あや
『…翔くん…もう触ってくれないの??』悲しそうに涙して言う
翔
『!!っ…あや…ごめんね…』あやを抱き締める
あやから翔にキスをする
翔
『!!っやめて…俺香奈ちゃんの感覚が残ってるのにあやを抱きたくない』
あや
『!!っ…翔くんお願い…香奈ちゃんがした事教えて??』
翔
『!!あや??』
あや
『お願いだから…何でこうなったのか知りたい』
お風呂から出て部屋で全てを話す翔
あや
『そうだったんだ…』部屋の電気を消すあや
翔
『!!っあや何??』
あや
『香奈ちゃんみたいに上手に出来ないけど……』
香奈がした事と同じ事を始める
翔
『っ…はぁ…あや…っ…』
あや
『…っ…手錠は可哀想で付けれないから…暴れないで??……』