第13章 前進
翔
『笑!単純!!!』緊張が解れたあやにホッとする
あや
『ね??翔くんやってみて??』上半身だけ起こし翔に上から至近距離で頼む
翔
『っ!!!……いいよ??…』あやの唇を奪いたい気持ちを抑え平然を装う
あや
『何で??コツは??』翔にベッタリくっ付き話す
翔
『笑!!コツ??笑………何かな〜……』安心しきっているあやに手を出しにくくなる
あや
『……翔くん大好き………』
翔
『!!!っ何??急にどうした??』久しぶりのあやの不意打ちの攻撃に射抜かれる
あや
『…大好きだなぁって思って……箱根楽しみ…湯葉食べたい……温泉入りたい………』ウトウトするあや
翔
『あやお休み……箱根の話しは明日しよ??』
あや
『うん……お休みなさい』
寝息を立てるあやの頭を撫でる翔
『笑…はや……笑…』
翌朝翔が目を覚ますとあやの姿はなく朝食の支度をしていた
翔
『おはよ!!』
あや
『おはよ〜!!ちょうど御飯出来たよ』
翔
『ありがと!!』
朝食を食べご機嫌な翔
翔
『ウマッ!!今日割と早く帰って来れそうだよ!』
あや
『やったぁ!!翔君居ないけどお部屋入っていい??』
翔
『入れば??笑!!何で??』
あや
『掃除しようかと思って』
翔
『笑!!お願いします!でも休み休みね??』
あや
『はーい』
朝食も食べ終わり
あや
『まだ時間あるなら何か飲む??』
翔
『うん!!』
コーヒーをソファーで待つ翔に渡す
翔
『ありがと!!』新聞を読む
あや
『………あっ翔くんだ!!』嬉しそうに言う
翔
『ん??…あぁ〜CMね??笑!!』嬉しそうに自分の放送を観るあやに顔がほころぶ