第13章 前進
翔
『……っ!!あやおいで??』
あや
『うん…』翔に傷を消毒してもらおうと近寄る
翔
『痛そ!!平気??』
あや
『大丈夫……』
翔
『はい!!おしまい!!』ガーゼを当て服を戻す
あや
『ありがとう…!!!!……』翔に抱き締められ驚くあや
翔
『可愛い……寝よっか??』
2人で寝室へ行く
翔がベッドに横になる
『あぁー疲れた!!』
翔の横に寝るのが緊張してベッドに入れずに立ちっぱなしのあや
『………』
翔
『笑!!あや………そんな緊張しないでよ!!はい!!』ベッドの布団を開け入るように促す
あや
『!!!っ……お邪魔します……』翔と距離をとりそっとベッドに入り顔を赤くする
翔
『えっ!?何??この距離!!つか赤っ!!笑』
あや
『……っ…えっと……』
翔
『…………』あやに手を伸ばし顔を撫でる
あや
『!!!っ』身体を固くする
翔
『………怖い?……』
あや
『ううん…違っ……ドキドキしちゃってそれで……』
翔
『……あや……こっち来てよ……こんな近くに居るのに………』寂しそうに言う翔
あや
『!!!……』翔の寂しそうな声に自分の行動を反省しそっとくっ付く
翔
『笑!!……』あやの頭の下に腕を回し抱き締める
あや
『……っ…』緊張で固まる
翔
『…笑……困ったなぁ〜……笑…よし!!じゃ〜これ出来るかやってみて??左手はグーチョキパーの順で出して右手は必ず負けるやつ!』
あや
『えっと…グーチョキ……ちよっと待って??グーチョキパー…ん??あれ??笑』
翔
『意外に難しいでしょ??笑』
あや
『待って??ゆっくりやってみる!!グー…チョキ…パー……これを早くグーチョキ…!!!っえぇー!!』