第7章 【パンチヒーロー】後編
ぞわり、とした感触が
太股の内側を撫でた。
驚いて視線を下ろせば
鬼灯様の下半身に
脚の間を割られている。
彼は着衣のままだが、
私はスカートだ。
要するに、何というか・・・
「や、ん……当たっ、て」
「当ててるんです」
「…………っ」
ショーツの上から押し当てられる
彼自身は、着物越しとは
思えないほどに硬かった。
鬼灯様の左手は乳房を
弄んだまま、対する右手は
徐々に腹部へと下りていく。
弾けて消えかけた泡
自身の掌を一瞥して、
彼はおもむろに
リンスを手に取った。