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(R18) 雑草ノ花 (弐) ─鬼灯の冷徹─

第4章 鏡ノ塔



やけっぱちで下ネタを連呼する鬼灯。

彼の声音はげに楽しげで、
隣にいる薺もコロコロと
白い喉を見せて笑っている。

しかし、紗英の強い思念は
墓場に取り残されたままなのだ。

いくら薺が平気と言ってくれても、
このままにしておく訳にはいかない。

紗英自身の思念を
成仏させる決意も、
鬼灯にはまだ出来ていなかった。

一難去ってまた一難

はてさてどうなることやら、
とりあえずは腹拵えである。

「さあ着きましたよ」

「鬼灯様は何食べるの?」

「それ、貴女ですって
答えてほしいんですか」

キャラ崩壊甚だしい鬼灯は、

一晩寝て頭が冷えたあと
自分の言動を思い返して

布団からしばらく出てこなかった。
(地獄在住 / E魔大王さん談 )






【四ノ章】
鏡ノ塔___終
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