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(R18) 雑草ノ花 (弐) ─鬼灯の冷徹─

第3章 【今日も日陰で花は咲く】



「いやいや、加々知くん!
君のような若者を待ってたよ!」

上機嫌に鬼灯の肩を
叩くのは、典型的な
日本人中年男性の店長だ。

彼の言う加々知(かがち)
とは、鬼灯が現世で
働く時の偽名である。

植物のホオズキの
別名であることを、
ちょっとした余談として
付け加えておこう。

兎も角、鬼灯は加々知として
コンビニエンスストアに
身を置くつもりらしい。

一体何を考えているのやら。

薺は退勤までの間、悶々と
ヒトに化けた鬼の真意を
探り続けるのであった。





【三ノ章】
今日も日陰で花は咲く___終


.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.


薺(ところで、どうやって
人間に化けたんです……?)

加々知(ひ・み・つ)

薺(凄まじく可愛げのない
ひ・み・つですね……顔怖っ)

このあと、非常に痛い
必殺地獄デコピンとやらを
喰らいました。(十代女性)
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