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淡い恋心

第14章 男の悩み【凛+宗/B】



一方、その頃の凛。


「ったく、望奴……部屋に携帯置きっぱで出掛けるなっつってんのに……兄ちゃんの言う事聞けねぇとは、彼奴には仕置きが必要だな」

休日でもプールで泳ぎ、その後に望の部屋を訪れていた。
ノックをしても返事はなく、携帯を鳴らせば目の前の弟の部屋から鳴る。
舌打ちをして不機嫌に携帯を終えば、凛は仕方なく自室へと向かう。


「?……っ!?」

自室の前に立つと、中から微かに声が聞こえて来る。
宗介が部屋に他人を招き入れるのは珍しいので、凛は(誰だ?)と思いながら扉を開ける。

凛は室内でしている行為に、目を見開いて驚愕し一瞬硬直してしまう。

「な、何やってんだ!?お前等……」

「おぅ、凛っ……おかえり」

『にっ、兄ちゃっ!?……あぁ!見ないでッ』

宗介は凛の帰宅に気付き視線を向けるも、上で動く望の腰を放さず行為を止める気はないらしい。
そして望は嫌々言いながらも快感には勝てず、宗介の上に跨がり下から彼自身で突かれている。

外に声が聞こえない様に凛は慌てて部屋の扉を閉め、二人に近付く。

「宗介!」

「俺はお前の変わりにシテやっただけだ……けどこんなに可愛いと我慢出来ねぇよな?お兄ちゃん」

「……っ……宗介!今直ぐ止めろよ!」

「そう怒んなよ、凛も混ざれよ?……なぁ?望」

『あっ……兄ちゃんの……欲しいぃ』

「の、望……っ……」

いくら宗介でも可愛い弟に手を出されるのは嫌なのか、凛は目くじらを立てて怒鳴る。
が宗介はそれでも落ち着いて居り逆に凛も誘うと、望も賛成見たいで兄の腰に抱き付きズボンを下ろして凛自身を舐め始める。

望は今まで凛に教えられた通り、気持ち善いところをペロペロ厭らしく舐め続ける。

『んぅ……ぁあ!……兄ちゃっ』

「望の奴、凄く善いじゃねぇか……凛が躾たんだろ?」

「あぁ……でもこんな尻軽に育てた覚えはねぇけどな」

望は凛の言葉に目を大きく開くと、兄自身から口を離して抗議しようとする。
自分が一番欲しいのは、いつだって兄だけだと。

しかし望が言葉を発する前に、凛はキスをして口を塞いでしまう。

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