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淡い恋心

第6章 桃色のメイドさん【侑岳/B】



岳人は壁へ、忍足は相手のナカへと二人同時に欲を吐き出す。
これで終わりかと息を整えながら思っていた岳人だが、忍足は自身を引き抜いて相手をグリンっと反転させ自分の方を向かせる。
片脚を抱えて見せ付ける様に、再度自身を岳人のナカに突き挿れる。

「あぁん!」

「これで終わりやないで?……岳人の厭らしい躰に感じとったら、後五回はイケる」

「なっ!?……まだイったばっか……んぅ……はぁあん!」

「岳人のここ、凄い脈打っとる……こんなに美味そうなのに食べられへんのが残念やわっ」

「やァあ!……ど、同時に触るなァ!……直ぐイっちまッ……」

「何回でもイってええで?……可愛ぇ声聞きたいからなぁ」

お互いに顔を見合わせて、感じている表情を目の当たりにし、それは更に下半身を刺激するものになる。
涙目で顔を真っ赤に染め、涎を垂らしている岳人を見つめる忍足は、その唇に引き寄せられる様に顔を近付けて行き…

「ん!?……んンっ……はぁ……」

岳人の顎を滴る涎を舐め取ると、忍足は唇を重ねて強引に相手の口を割らせ、熱く太い舌を捩じ込む。
忍足は逃げる舌を絡め取ると、業と厭らしい水音を上げながら吸い上げ、同時に下半身も行為の手を緩めない。

絶頂を煽る様に岳人の自身を扱く忍足の手は、相手の欲で汚れビクビク痙攣する動作も激しくなる。

「!!……んぅうー!!」

自分に絶頂の瞬間が来るのを察した岳人は、酸素を求めて忍足の胸を必死に押す。
それでも忍足は岳人の頭を壁に押し付けて、一向に離す気配を見せないまま絶頂と同時に相手の舌を吸い上げる。

「はぁ……っ……岳人、最高やわ」

「……っ……てめぇ、俺を殺す気か?」

「そんな訳ないやん、でもつい苛めたくなるわ……こんなんエロい顔されたらっ……」

「!?……してねぇよ!」

「これ病み付きになるやん……もっとしようや?岳人」

「しねぇよ!一人でやってろ!」

「後四回は出来るで」

「やらねぇって!……良い加減にっ……ぁあ!」

四回と言っていた忍足だが、陽が暮れるまで岳人の可愛い姿を堪能したとか……
岳人の女装がこんなにも萌えると理解した忍足は、今度は自分でも用意して着させ様と企むのだった。


(次は何がええかなぁ……ナース、婦人警官、チャイナもええな)


Fin.
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