第6章 桃色のメイドさん【侑岳/B】
「勿体ない……壁にぶち撒けるなんて」
「お、お前が……っ……」
余程溜まっていたのか岳人自身からは大量の白濁りが出され、忍足はそれを壁から掬い取ると美味しそうな顔をして味わう。
そんな相手を見てまた恥ずかしさを覚えると、岳人はプイっと顔を背けてしまう。
「それより岳人……自分、ナカがしっかり俺のを咥えて離さへんのや。力抜いてぇや?」
「べ、別に業とやってる訳じゃねぇぞ!」
「キツくて……少し動いただけでイキそうやわ……っ……そないに俺のが欲しかったんのも分かるけど、手加減してぇや」
「ほ、欲しかった訳じゃ……ひぃ!……んぅぁあ!」
慣らしたとは言え岳人のナカは痛いくらいに忍足自身を咥えて居り、まだ半分しか挿入っていないが口調とは裏腹に忍足は少し顔を歪める。
「手加減しろ」と言うわりには、自分のナカにグイグイ挿入って来る太い塊。
岳人は激痛と圧迫感に余裕等無くなってしまい、涙目で目を見開き口をパクパクさせている。
「最初は痛いけど直ぐに気持ち善うなる……俺のでたっぷりイカしたるからな、岳人」
「や、やだぁ……動くっ……なぁあん!!」
耳元で囁く忍足の低い声は、岳人にとって恐怖を感じさせてしまい、腰は必死に逃げようとするが相手にがっしり掴まれる。
お互いに苦痛があるので、最初はゆっくり出し挿れを繰り返す。
「んぅ……いやぁあ!……抜けよぉ……侑士ぃ」
「抜け言うわりに、前はビンビンに起ってるやん……っ……俺のに感じとるんやろ?岳人」
「違っ……お前がしてるからぁ……はぁん!……」
「声が色っぽくなってるやん…気持ち善うなったやろ?」
「いや!言うなよぉ!……あぁんっ……」
痛みによって悲鳴に近い喘ぎ声だった岳人も、次第に艶のある甘い喘ぎ声を出す様になる。
忍足は相手の様子を見逃す事無く、ふっと不適な笑みを浮かべると、岳人自身も扱きながら激しく腰を動かす。
「やぁあ!侑士っ!……また来るぅ……」
「イクって言い……っ……俺も出すでぇ」
「やだァ!ナカに出すなっ……ひゃぁあ!」
自身を扱く手もお尻を突く動きも、一切容赦のない本能的な行為に耐えられる筈もなく、岳人はキュゥっと忍足自身を締め付けて達する。