第6章 桃色のメイドさん【侑岳/B】
もっと啼かせたくて、もっと自分で乱れて欲しくて。
忍足は嫌がる岳人を無視して、容赦無く下着を引っ張り続け…
「んぁあ!」
「あっ、切れてもうた……何や岳人、あれでイったん?」
「て、てめぇ……侑士っ」
「そない怒らんといてぇ……まだ終わってへんねんから」
「やぁ……もう止めろ!」
岳人を自分から離し壁に背を預けさせると、忍足は相手の下着を脱がせる。
そして岳人が首に付けているリボンをシュルっと外し、相手自身の根元をキュッと縛る。
「いっ……今度は何して……」
「今から俺はご主人様や勝手にイッたらアカンで?……壁に手ぇ付いて腰突き出して」
「やだ!断る!」
「もっと気持ちええ事したるから」
「……っ……」
ツーっと自身を撫でられると、躰は正直に反応してしまう。
この服だって恥ずかしいのに、更に恥ずかしい格好をさせたがる忍足を強気な眼差しで睨む岳人だが、言われた様におずおずとポーズを取る。
「ええ子や」
「えっ……ひっ!?……やぁあ!そんなとこっ」
忍足が床に座ったのを見た岳人は(な、何だ?)と不安そうな顔を浮かべるが、相手が股の間から上半身を挿れて来たのを見て目を見開く。
パクっと自身を食べられたかと思うと、熱い舌で舐められてしまう。
忍足の頭が邪魔して脚を閉じられないので、岳人はされるがまま悲鳴を上げる。
「ええ声で啼くやん、岳人……ここ舐められるんは初めてやろ?」
「あ、当たり前だろ……はぁ、離せよッ」
「こないに感じとるくせに……気持ちええやろ?」
「……っ……善いわけ……ぁあん!」
「正直に言わんとリボン外さんで?」
岳人は壁に両手を付いて、忍足の与える刺激に耐え続けるだけ。
脚はプルプル震え、自身を弄る度にビクビク痙攣させる。
良い加減素直に言わない岳人に、腫れを切らした忍足は指を舐めると、相手のまだ使われていない尻穴に二本突き挿れる。
「あ゛っ!?……ど、何処に挿れてっ」
「男同士でヤる時は、尻に挿れるんやて。慣らさんと……」
「最後までヤる気かよ!?」
「俺もこない厭らしい岳人見たら、我慢なんか出来へんで」
「やァあ!……はぁ……ん……指ッ抜けよぉ」