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淡い恋心

第3章 従順なペット【跡部/N】



氷帝学園高等部、一年の教室での授業中。

『ん……はぁ……』

「んー?……彩條、どうした?顔が赤いが熱かぁ?」

『い、いえ……大丈夫ですッ』

「そうか?」

黒板の前で教えていた教師が、顔を真っ赤に染めて苦しんでいる悠鬼を見付ける。
教師は振り向いて悠鬼が具合悪そうに見えたので声を掛けると、相手の返事にあまり気にせず授業を続けた。

机の下で太腿を摺り寄せて、必死に刺激に耐えている悠鬼。
微弱だったそれは、隣に座る彼のポケットの中で不意に強くなる。

『んぁ!……ふぅ……』

「本当に大丈夫か?彩條……無理せず保健室行けよ」

『大……丈夫ですッ』

息を詰まらせながら必死に悟られない様に呟く。
膣内で振動を続ける玩具は、悠鬼をイカせない様にしながらも弱くしたり強くしたりと、意地悪に動き続ける。

『景吾……様っ……もう……』

「アーン?挿れてからまだ一時間しか経ってねぇだろ……辛抱が足りねぇな」

隣に座る彼、彩條悠鬼の主人である跡部景吾は、物欲しそうに目を潤ませる悠鬼に妖しい笑みを見せる。
囁く様に小さく呟くと止める気はないのか、そのままの状態で授業を受けさせる。

そして跡部はポケットの中で、リモコンのスイッチを上下に動かす。
それに連動して悠鬼の中でも、激しく刺激し何かが湧き上がって来る感覚が走る。
自分の袖に噛み付き声を殺して達する瞬間……玩具の動きを止められてしまう。

『ん……やぁ……』

「ペットが主人より先にイケる訳ねぇだろ。この授業中、我慢出来たらお前の欲しいヤツをやる……良く慣らして置けよ?」

『は、はい……んっ……景吾様……』

前の授業からずっと入れっぱなしで、悠鬼の下着の中は気持ち悪いくらい濡れている。
何十回と絶頂を迎えそうになるものの、その度に玩具のスイッチは切られお預けを喰らい続けた。

こんな事は嫌だと思って居ても、跡部の色気のある声と瞳には逆らえず、刺激に耐え続けるだけ。

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