第10章 初詣
翔sade
「翔くんは何お参りしたのー?」
決まってんじゃん
この先もずっと乃愛と一緒にいられるようにって
この先乃愛がいない人生なんて考えられない
でも、それは言えなかった
「あ、おみくじしよ〜よ!」
「じゃー、せーので見よっ!」
乃愛ほんと楽しそう笑
俺まで笑みがこぼれてしまう
「せーーーのっ!」
乃愛の合図で見ると、、
中吉だった
まぁ、いい方かな
「やったー!あたし大吉だーー!!翔くんどーだった?」
「中吉〜」
「イェーイ、あたしの方が上〜!♬」
「俺、こんなのあてにしてねぇーもーん!!」
「ほんとは、あたしが大吉とって悔しい癖に〜笑」
そんなの思ってねぇーよ笑笑
「はい、はい。大吉とってよかったね〜乃愛さん笑」
「ムっカ〜」
すごい目で乃愛が睨んできてる笑
引いたおみくじの恋愛のとこ見てみると、
良縁だが、油断は禁物。
事件後には、すでに遅し
なんだよこれ。
なにか、俺に忠告するような書き方
「じゃぁー、そろそろ車に向かうかー」
神社には、ほとんど人はいなかった
イベントがあったおかげでみんなそっちに
行ってるからな
俺は乃愛の手を奪うように、手をとった
乃愛は嬉しそうにして、繋いだ手を激しく振る
「まじ、子どもかっ!笑」
「まだ、子どもだも〜ん笑」
「子どもの割には、ませ過ぎだろ!笑」
「えへへ〜///」
乃愛のほっぺ
ほんとにもう落ちそう笑
「乃愛そんな笑ってると、ほっぺ落ちるぞ」
「おちませーーん!!」
なに今の
まじ、可愛いすぎね?
そう思ってると
だんだん乃愛の歩くペースが落ちてきてるのが分かった
やっぱりさっきの足踏まれたのが痛み出てきたんじゃねぇか?
「乃愛、足」
乃愛は、分からないように、ん?と言っている
隠してもお見通しだから