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帝王とあたしの関係

第10章 初詣




人多すぎじゃない!?


これ、大丈夫かなぁ〜





「ねぇ、これ大丈夫?人めっちゃ多いよ?」

「ここは、多いけど多分神社は少ないと思うけどなー。この先でなんかイベントあるみたいだから、それで人が多いだと思う」



そーかなー、もし、バレたら
この多さもそうだし、あたしがいることもだし、

もう、パニックだよ



「ここらへんに、車置いて行くか〜」

「えっ!?ここに置くの?!ここから歩くの!?絶対バレるって!!」


「大丈夫だって!こんだけ人多ければ逆にばれねぇから」


そして、あたしたちは歩いて神社に向かったのだが



声をちゃんと張らないと聞こえないぐらい
人が多い




もうこれ、おしくらまんじゅうみたいになっちゃってるよ…


イッタ‼︎思い切り足踏まれた
多分のあの男の人だな〜
体重的に


ていうか、翔くんとの差が…笑



こけそうだし…帰りたい…




「乃愛!」

翔くんは、そう言って手を伸ばしてくれた

あたしは、やっと翔くんの手を握ると
ぐっと翔くんの方へ引いてくれた



「大丈夫か?」

「うんっ」


そして、翔くんは先頭を歩きあたしを引っ張ってる状態




しばらく歩いてやっと人混みから抜けれた





「つかれた〜」

「乃愛、足大丈夫なの?」

翔くんは、気づいていた
なんで、あんな人混みの中だったのに分かったの?!



「踏まれただけだから、大丈夫!」

「我慢はすんなよ?」

「うん!」


そして、神社に着いた

そして、2人一緒にお参りをした


「なに、お参りしたのー?」

「えっ?」

「何もしてないの!?」

「いや、したけど…そこはプライバシーだから!」


はい??


「そーゆう乃愛はなにしたんだよ?」

「あたしはー、、、あたしもプライバシーだから!笑」

「なんだよ、それ〜笑」


言えなかった
ずっとこのまま翔くんと一緒にいられますように
なんて



一緒にいるってことさえ多分、駄目なことだと思う
その上、これからも一緒にいたいなんて思っちゃだめだ


いつかは、別れないといけなのに
いつかは、出て行かないといけないのに…


その時が来たら余計辛くなるだけだ



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