第7章 噂
翔sade
まじ、石原優香って何者なんだよ
乃愛になにがしたいんだよ
俺になんかあるなら
俺にしろよ
本当に、1回潰してやりたいくらいだ
そして、明日会うことになっている
明日で全部終わらせてやる
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今から、あいつに会いに行く
こないだの電話では、居酒屋って
行ってたのに、さっきの電話では人影のない駐車場と言ってきやがった
そこに着くと、すでに石原優香はいた
「こんばんは〜!」
「乃愛に、もう関わんないでくんない?」
そう言うと表情ががらっと変わった
「じゃー、あたしと付き合ってください」
「断る」
石原優香は、あの時乃愛を襲った時の写真を見せてきた
「あれ?何も思わないの?笑」
こいつ、まじで殺してやりたい
「これ、記者に売ろうかなーって今考えているんだけど。そんだけじゃ、つまんないからネットに流したりしてさ笑」
俺は、その写真を奪い取った
「いまどきってSDカードなんだよ?笑」
SDカードを見せつけてきたから
それも奪い取ろうとしたら、こないだの男2人が
俺を殴ってきた
「翔ちゃん‼︎」「翔くん!」
相葉くんと大野さん?
2人とも。つけてきたのか…
「ごめん!心配でさ」
相葉くんは、相変わらず素直だ
2人は、石原優香からSDを取ろうとしてるけど
男2人も俺らに対抗して殴ってくる
それでも、SDを奪い取りたかった
そして、相葉くんが殴ろうかしたとき
「相葉くん!」
俺が何を言いたいかは、相葉くんは分かってたんだろう
相葉くんは手を下に降ろした
石原優香は、それに応えたのか
「みんなして、なんで、そんな必死なの。たった一人の女のためにそんな…」
俺らはしゃべることも難しくくらいに
やられていた
「もう、つまんない」
石原優香は、そう言ってSDを俺に投げつけて帰っていった