第6章 明かされる過去
「大野くん呑みすぎー!!」
「久しぶりに、翔くんちで呑んだら、止まらなくなったゃったぁー」
そう言って大野くんはその場で寝転がった
「これは、もうリーダー寝るな」
「寝顔可愛いね笑」
「もう、30過ぎのおっさんですけど」
「ニノも可愛いと思うよ?」
「うるせぇーよ笑」
さ、テーブルの片付けでもしよーかな
あたしは、テーブルのお皿とか片付けようとしたその時
「おまえ、これなんだよ」
ニノがあたしの腕を掴んできた
あたしは、すぐに隠した
お婆ちゃんにやられた痣だ
「その腕なに?昨日やられたやつじゃないね」
「……熊本におったときのやつ」
「熊本?誰にやられたんだよ」
「お婆ちゃん。。。あたしお婆ちゃんに嫌われてたんだー。あたし、ずっと耐えてた。最終的には、追い出されたんだけどね笑 だったら、最初から追い出して欲しかったよね笑 」
あたしは、笑った
けど
「笑い事じゃねーよ」
翔くん!?
「いつからいたの!?」
ニノもびっくりしてる
「リーダーが寝たところぐらいから」
全然気づかなかった
「言ってよね〜」
「てか、知らなかったわ」
「だって、初めて言ったもん」
「そっか。。」
変な沈黙になった
「俺そろそろ帰るわ!リーダー!帰るよ!」
「ありがとうね、ニノとリーダー」
「いえいえ!」
翔くんは、そう言って玄関までお見送りをした