第5章 リーダー登場
乃愛sade
今日は、時間が過ぎるのが早い
昨日の事をずっと考えてた
昨日のあの男があたしを襲ってくる
映像が頭の中でリピートしている
考えただけで涙が出そうになる
もう、昨日の事だから流さなきゃいけないのに
そう考えてたら、インターホンが鳴った
翔くんかな!!?
画面には、ニノと大野くんがいた
大野くんがいるってことは、紹介したんだろう
あたしは、玄関に向かった
「よー!って、なんでまた泣いてるわけ?」
「だって〜。。思い出したくないのに勝手に思い出すんだもん」
「もうー泣くなよ」
ニノは、あたしを引っ張って中に入っていった
続けて、大野くんも
「乃愛ちゃんだよね?話は翔くんに聞いたよ。」
「あっ、はい」
「そんなに、考え込み過ぎたらダメだよ〜」
大野くんはTVで見てる大野くんそのものだった
「乃愛も呑むか?!」
「呑む気分じゃなーい、てかあたしまだ未成年だよ!?」
「そんなこと言って、呑んだことあるくせぇ〜」
「いいから、今は呑まない!」
「翔くんじゃなかったからってそんなに機嫌悪くなるなよー。せっかく来てやったんだから」
「そんな、思ってるわけないじゃーん?」
なんで、分かったの?笑
「ほら、図星〜!!!!」
ニノはキャハキャハと笑ってる
「ニノと乃愛ちゃん仲良いんだね!」
「違うよ〜。ニノ友達ね、ゲームとあたししかいないから!」
「あたしとゲームってそれは、おかしいでしょ。」
「えっ?違うの?!」
「こいつ、調子乗ってる〜!あと、俺は友達なの?」
「友達以外なんもないじゃん!他を言うなら、顔見知り?」
ニノは、独り言のように
友達か〜。。と言ってビールを呑んだ
ニノと大野くんが来て、あたしは元気になった気がした。おそらく、元気をつけに来てくれたのだろう
ありがとう、にの 大野くん