第4章 最悪のピンチ
帰り道、ぼーっとして歩いてたら
見覚えのない道だった
急いで、ナビアプリを開いたが、
だいぶ遠かった。。
はぁ〜あ、またやってしまった
ぼーっと歩くのはあたしの癖
ナビ通りに行くことにしたが、
このナビあってるのかな?
なんか、道がどんどん狭くなっていくし。。
建物がいっぱいあって、
ホストや、キャバ嬢らしき人が
いっぱいいる
これから、出勤なのかなー
それにしても、ぼーっと歩きすぎた
時計はもうすぐ18時になろうとしている
バイトの面接が終わったのは確か〜
16:30ぐらいだったから
結構、店でしゃべりすぎたな〜
そう、思っていると
黒いスーツを着てる人が
「あのねぇーちゃん、可愛くね?」
「誘ってみる?笑」
なんだか、嫌な話しが聞こえてくる
あたしは、早歩きでその場を通り過ぎたかった
「ねぇ、お嬢ちゃん‼︎なにしてるのー?」
あたしだよね?
2人のスーツの男はあたしについてくる
ずっと無視していたが、
「良い仕事あるんだけど、してみない?一般の人のファッションを撮って雑誌にしてるんだけど。モデルしてみない?」
「1回撮るだけで10万はいくから」
ん?今なんて言った?10万?
私は足を止めてしまった
すると、その男は話しを続けて
「他の人もいるんだけど、18:30からなんだ、見学だけでもどう?」
「すぐ、終わるんですか?」
「見学だったら、帰りたい時間に帰っていいよ」
「じゃー、見学だけ。すぐ帰りますよ?」
「了解しましたーー」