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帝王とあたしの関係

第18章 それぞれの道



裕也にやられた腕のタバコ跡がじんじんして痛いよ


ガーゼとか絆創膏、買いに行こうかな。。

そう思って近くのドラッグストアーに行った


「ありがとうございましたー!」
「いらっしゃいませ〜」


レジを終えた男の人が店を出ようとしている



あたしは急ぎ足で店の奥の方に行った




すると、その男の人は


「乃愛。。?」



来ないで。。。



あたしは多分知ってる人と思ってたから
急ぎ足になったのかもしれない。。





「ちょっと待てよ。」

いきなり腕を掴まれ、とっさに引っ込めた



「ごめん。。ニノ。。」

ニノはあたしを見て、相当驚いている


顔にも痣が何箇所かあったからだろう




「おまえっ、それどうしたんだよ」

「あたし、忙しいから」

あたしは、すぐ絆創膏がある所に行った



絆創膏は、あたしの背よりも上の方にあったから
腕を伸ばしてしまった




「乃愛、おまえっ。。」


ニノはあたしの腕を掴んだ


「誰だよ。これやった奴誰だよ!」



あたしは、ニノの腕を無理やり離してレジに向かった



ニノもあたしについてくる


レジが終わり、店を出ると、、

「乃愛、」

そう言われて、足を止めた


だめだな。。あたしって。。

我慢してた涙がこぼれる



あたしは、その場でしゃがんでしまった



ニノはあたしの背中をさすってくれてる




「ゆっくりでいいからさ、何があったのか教えて?」

あたしは、頷いた




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