• テキストサイズ

大嫌い

第2章 大嫌いⅡ -出会い-


いつも慣れている道なのに何だか今日は違う道のように感じる。

湊弥が隣にいるからだろうか。
下りている間、私と湊弥は他愛ない話をした。そうしている内にいつの間にか山のふもとまで来ていた。
もうお別れか...。
って何てこと考えているんだ。初対面の人にこんな感情を抱いたことはない。

湊弥「もう着いちゃったね。じゃあ俺こっちだから」
そう言って湊弥は私に背を向けた。
まだ一緒にいたい。そう思うより先に身体が動いた。
湊弥の制服を指先で掴んだ。
その感覚に気付き湊弥が振り返る。顔を見た瞬間に羞恥と自分の行動に驚いた。急いで袖を離す。
海央「ごめん、何でもない...」
羞恥のせいで赤くなっているであろう顔を俯かせて小声で言う
すると、不意に湊弥が私の顔に触れる
/ 12ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp