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君と出会えてよかった…だから…

第18章 〜きっとまた〜



そして時は過ぎ、卒業式の日がきた


ダン「また1年が過ぎた、今年も最優秀の寮を表彰するときがきた」

ロ「きっと僕らのせいで得点ガタ落ちだよ…」

ハマ「しょうがないわよ…」


こればっかりはね…


ダン「では得点を発表しよう。第4位…グリフィンドール312点」


やはりグリフィンドールの皆はがっかりした様子を見せていた…なんか申し訳ない…


ダン「第3位、ハッフルパフ352点…第2位はレイブンクロー。得点は426点」


そこまで言うとスリザリンの皆がニヤリと笑い始めた


ダン「そして第1位は472点でスリザリン!」


グリフィンドールの皆はもちろん、他の寮の皆も悔しながらもスリザリンへ拍手を送っていた

そしてスリザリンからは大きな歓声が聞こえた


ダン「よーし良くやったスリザリンの諸君。だがのう、最近の出来事も得点に入れなくてはなるまい。ぎりぎりで得点を挙げたものがいる」


するとたちまち会場はざわめき始めた


ハ「ねぇ、なんの事?」

『さ、さあ…』


本当、何かしら…


ダン「まずハーマイオニー・グレンジャー」

ハマ「えっ?!」

ダン「冷静に頭を使ってみごと仲間を危機から救った。50点」


会場からハーマイオニーへの拍手の雨が降り注ぐ

ハーマイオニーは照れていながらも嬉しそうだった


ダン「次にロン・ウィーズリー。近年まれに見るチェスの名勝負を見せてくれた。50点」


そしてまたもロンへの拍手の雨が降り、周りのロンの友達は脇腹を小突いたりしていた

ロンはまだ信じられないという顔をしていた

きっとこの流れから次はハリーだなぁ


ダン「そしてハリー・ポッター。その強い意思と、卓越した勇気を讃えたい。そこでグリフインドールに60点」


会場は拍手では収まらず、わああと騒ぎ始めた


ダン「そしてネビル・ロングボトム」


ネビルの名前が出た途端、ザワッと一瞬したが、まだネビルへの拍手が向けられた


ダン「敵に立ち向かうのは勇気がいるが、友達に立ち向かうのはもっと勇気がいる。その勇気をたたえ10点」


ネビルは周りのみんなに胴上げをされてしまうのではないかという勢いで褒められていた

そのネビルも満更でもなさそう


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