第16章 〜もう嫌なの…!〜
私達は後ろを向くと墓地のような光景が目に入った
ロ「大きいチエス盤の上だよ…」
ハマ「とても大きいわね…」
ロ「チェスの試合をして向こう側に行くしかない。よし。ハリー、君はビショップの位置について。ハーマイオニーと#NAME1#はクイーンのそばに。僕は…ナイトの位置だ」
そしてロンの号令で実物大の兵士の駒との対戦が始まった
ロ「先手は向こうの白から。魔法使いのチェスと同じだ」
『ロン、気を付けて!』
ロンの指示で駒が動き次々対戦して壊れていく
ロ「次の一手で僕はクイーンに取られる。そうすればハリーがチェックメイトだ」
ハ「ダメだ!辞めろ、ロン!自分が犠牲になるつもりだ!」
ハマ「だめよロン、ほかに方法があるはずよ!」
『そうよロン!気を付けてねって言ったじゃない!』
ロ「スネイプに賢者の石を盗まれてもいいのかい?!ハリー、#NAME1#進むのは君達なんだ。僕でもハーマイオニーでもなく、君達なんだ」
『そんな…それでも嫌よ…!』
ロ「…ナイトをHの3へ…チェック」
その瞬間、ナイトの駒は破壊された
『ロンー!!』
私とハーマイオニーがロンを救出にいこうとした
ハ「ダメだ!ゲームはまだ続いているんだ!」
っ…ロン…!無事でいて…!
ハ「チェック、メイトだ」
ガシャーン
ハ「ロンを頼むよ、フクロウを飛ばして助けを呼ぶんだ。僕はロンの言うとおり進まなくちゃ」
…え?
『ま、待ってハリー!私は?!』
ハ「#NAME1#、君はここで待っているんだ。君まで怪我をするのは嫌だ」
『そんな…私だって!私だって役に立てる!ロンに頼まれた!それに…大切な人が傷付くのはもう嫌なの…!』
ハ「#NAME1#…」
ハマ「ハリー。私なんてただ魔法ができるだけ。勉強ができることよりもっと大事なことがあるわ。友情とか勇気とか…愛とか。ハリー、#NAME1#。気をつけてね」
ハ「…分かった。#NAME1#、行こう」
ハリーは私の手を握って、一緒に歩き出した
『ハーマイオニー、貴女も油断しないで気を付けてね…!ロンをよろしく頼むわよ…』
ハマ「大丈夫よ、任せて!…
無事に帰って来てね…二人とも…」