第10章 〜みぞの鏡〜
『はあっ…いっ…!』
ハ「#NAME1#?!どこが痛いの?!」
『な、なんでもないの!なんでもないから…』
するとハリーは私の服をめくった
ハ「…この傷、どうして…?」
『あっ…』
私が痛いところを見たら、そこは両親に生まれた時からあると言われていた傷口だった
…ハリーの額の傷によく似た。
ハ「これは、どういう?…どうして僕と同じ傷が?っ、なんで黙ってたの?」
『違う…!違う!違うの!ごめんなさい…!分からないの!生まれた時からあると言われてたの…!ずっと!知らなかったわけじゃないけど!隠すつもりはなかったわ!』
ハ「#NAME1#、落ち着いて?話はそれからだ」
『うん…』
かるくパニックになった私を、ハリーはそっと抱き寄せて、背中をさすってくれた。
ハ「それで…鏡の中に何が写っていたの?」
『私が、人魚で…何故か、私の横に知らない男の人と、女の人が、立っていて…とても、幸せそうなの…私も、凄く、幸せそうで…』
ハ「その男の人と女の人は、君のお父さんとお母さんじゃないの?」
『ううん…違うの…それに私は人魚のはずが無いし…でも、その男の人と女の人は、不思議と初めて会った気がしないの…』
ハ「そっか…とりあえず戻ろう?#NAME1#。…今日あったことは、ダンブルドアの所に明日行って、今あったことを全て話そう?」
『どうして?夜歩き回っていたのが怒られちゃうよ?』
ハ「そんなことは今気にしている暇はないよ。今は#NAME1#のその傷の痛みと、この事が何か関係あるかもしれない。それに、その傷と僕の傷を見てもらおう。いいね?」
『う、うん…』
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残念ながらハリーはみぞの鏡の虜にならない設定です
ハリーは大切な彼女の#NAME1#を優先すると言う優男です
そのシーンを期待した方々は大変すみませんでした!