第10章 〜みぞの鏡〜
フィ「隠れても無駄だ」
僕達はゆっくりと出口へ近づく
フィ「誰だ。出てこい」
ハ「#NAME1#…行こう…」ヒソッ
#NAME1#はゆっくりと頷いた
~ハリーside終了~
フィルチの猫にばれそうになったからとりあえず走って逃げた
『ぁ…あぅ…』
ハ「#NAME1#、大丈夫?」
『う、うん…ドキドキしただけ…』
ガッ!
クィ「あ、あっ!セブルス…」
セブ「私を敵に回したくないよな」
『あれって…セブルス教授?』
ハ「#NAME1#…しーっ…」
そう言ってハリーは人差し指を立てて、私の唇に持って行き、ハリーは私を隠すように私を壁とハリーで挟んだ。壁ドンみたいな…
近い…!息掛かってる…恥ずかし過ぎる…!!
クィ「は、話が、さっ、さっぱり!」
セブ「よーくお分かりだろうな」
私とハリーはゆっくりゆっくり移動してると何故かクィレル先生が私とハリーの方をガン見してきた
どうして…?見えてないはずなのに…
セブ「?」
ハ「はっ…!」
ハリー!!
急いでハリーの口元を抑えたけれども、それに気付いたセブルス教授は宙をかくように手を伸ばして来た
…避けたけど
セブ「近々また話すとしよう。その時までにどちらに着くのか決めておくんですな」
フィ「あぁ、先生方…これが閲覧禁止の欄に…」
あれ、私とハリーが落としたやつ…!
フィ「まだ暖かい…生徒が、うろついているようですな」
怖いっ…
すると先生方は慌てて皆行ってしまった
『あの部屋入るよ』
ハ「」コクコク
きぃー
パタン
ハ「ん、んん…」
『あ、ごめん!手、離すの忘れてた!』
ハ「だ、大丈夫…あれ何?」
『か、がみ、かな?』
ハ「見てみよう」
『うん…』
ハ「?!」
いきなりハリーが振り返ってきた
ハ「…ママ?…パパ?」
『ハ、ハリー?どうしたの?』
ハ「鏡の中に僕のパパとママが写ってるんだ!見てみてよ!」
『え?』
ハ「ここに立って!」
言われた通り立ってみたけど…
『…人魚?何これ…私の横にいるのは…誰?
…痛っ!』
ハ「#NAME1#?!」
するとしばらく落ち着いていた脇腹の傷がいきなり痛みはじめた
痛い…痛い…!