第3章 〜運命の出会い〜
ハ「あのさ。#NAME1#?その、猫耳と尻尾ってなんではえてるのかなぁーって、気になるんだけど…」
ですよねえええええええ
ですよね。ええ。普通は気になるもんね。うん。
『あのね、ハリー。信じてくれないかもだけど、私本当は魔女なの。
私の家系___ミリア家は化け猫の血が混じっているの。だから、ほらこの通り。猫耳と尻尾がはえてしまうの。目の色も、本当は栗色なの。
でもどうしても猫耳と尻尾と一緒に目も金色になってしまうの。時期に直るんだけど…ごめんなさい。黙っていて…嫌いになっちゃったよね…』
瞬きしちゃダメだ…今瞬きしたら涙が落ちちゃう…
ギュッ
『ハリー?!』
ハ「僕はそんな事で#NAME1#を嫌いになったりしないよ!僕は絶対に#NAME1#の事を嫌いになったりしない自信あるよ!それに、#NAME1#の無理してる所は見たくないよ…僕も苦しくなっちゃう…」
ハリーは私を抱きしめる力を少し強めた。
『ハリー…』
少し顔をあげてハリーの顔を見てみたら耳まで真っ赤だった。
私も多分今そうだろうな…
ハ「だからもし、泣きそうな時は、僕の前で泣いていいよ。ね?」
そう言ってハリーは少し私から離れてそっと優しく私の頬に触れて涙を拭いた。
そんな事されたらもっと泣きそうだよ…
『ハリー…うっ、うぅ、ひぐっ…私、ずっと、ミリア家だからって、ひぐっ、言われて来て、うっ、プレッシャーで、ぐっ、辛くって、ひぐっ…相談出来、る、人も居なくって…うわぁぁあん!』
泣きながら喋っていてもうまく喋れない私はハリーに抱きついた。泣いている顔を見られたくなかったから。
ハ「うん…うん…今はたくさん泣いていいよ。」
そう言って抱きしめ返してくれ、優しく頭を撫でてくれた。
そんな一つ一つの動作にドキドキしてしまう私は重症なのかもしれないな。
そしてしばらく私はずっとハリーに抱きついたまま泣き続けていた…
ハリーも私の側に付いていてくれたまま…